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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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淵の元キリシタン墓地

                            長崎県墓地、キリスト教関連史跡

立ち並ぶ十字架のシルエット


淵の元にあるキリシタン墓地。墓地にはキリシタンの墓だけではなく、仏教式の墓もあるので、厳密には淵の元の墓地とすべきかもしれません。


淵の元キリシタン墓地


淵の元は外海から移住した隠れキリシタンの子孫の住む村ですが、隠れキリシタンがあからさまに信仰を表明することはしなかったので、大きな十字架付の墓石は彼らのものではありません。

この十字架付の墓は、信徒復活後の迫害を経て、信仰の自由を勝ち得た信徒のものであろうと推測されますが、高札撤去後のキリスト教徒はクリスチャンとよぶのが妥当なので、「キリシタン」とよぶのは如何なものかと思います。

観光用のパンフレット等ではこの墓地を「キリシタン墓地」だとして、海に沈む夕陽に浮かぶ十字架のシルエットの写真を載せてロマンチックに表現していますが、実際の様子を誇張して、観光客誘致のために事実を恣意的に捻じ曲げている可能性が無きにしも有らず、です。

下の写真はキリスト教式のお墓だけをピックアップしていますが、実際には仏教式のお墓がこれよりも目立つくらい多くあり、「キリシタン風」に写真を撮るにもアングルなどを工夫する必要があります。また重ねていいますが、この墓石の持ち主(葬られた方々)は墓碑を見る限り昭和に生きた方々ですので、「キリシタン」とよぶのは時代錯誤です。

このような誇大表現による売り込み方を、観光に資するならばと、現地の方々は忍従しておられるのでしょうか。「淵の元の墓地。淵の元は移住してきた隠れキリシタンの子孫の村で、自由に信仰が持てるようになった現在、クリスチャンとなった者たちは、先祖たちが決して建てることのできなかった十字架付の墓碑を造り、椿の花を刻んで故人を偲ぶ・・・」等、表現を変えて事実に即した説明をしてほしいです。



淵の元の墓地

刻まれた椿

墓地

十字架付墓碑



 
現地への行き方
福江港から車で60分。住所は五島市三井楽町淵の元。

訪問の際は現地の案内や地図で所在地を確認してください。

インフォメーション


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